カフェで出会った本、やっと読み終わりました^^;
前半に書いてあった文章が、私にとって印象的でした。
「人生の目的の第一歩は、生きること、である。何のために、という答えは、あとからついてくるだろう。運命と宿命を知り、それを受容して、なお生きること。 それこそが“人生の目的”ではないか」 『人生の目的』 五木寛之
25年前の本。 著者の五木さんが戦時中の体験から、人生とはなんぞやという内容。 当時日本が支配していた満州の移民計画という時代背景を感じ、古きものにも発見があると感じた。
まず書いた五木さん、私まったく知らなかった方。 戦時中のこと書いてるしと調べたらご存命だった(91歳)なんなら週刊新潮でコラムも書かれてることにびっくり! 文春・新潮はゴシップ誌と捉えて読むことはなかったのです。
この二つの週刊誌は母の愛読本。 読み終わったら妻がメルカリで販売するという流れで、これからはワンクション、私もこの五木さんのコラムを読んでから販売してもらいます。
五木さんが出会った当時の音楽も書かれていました、どのようなものなのかネットで調べ、サクッとApple Musicで聴いてみる(現代のテクノロジーに感謝) 心にしみます当時の歌詞、それ以上に深みも感じる。 歌詞を提供したシンガーソングライター“山崎ハコ”さんの力強さを感じる歌声、私の心に響きました!この山崎さんも今回調べて初めて知った存在・・無知すぎるからまた新鮮なんですね(笑)
すでに亡くなっている私の祖父と祖母、五木さんより10歳くらい上だと思います。 その祖母が満州で数年間暮らしていた話を思い出しました、終戦後もなかなか日本に帰れず、ロシア兵は酷かったと少し聞いたことはありました。 日本が勝っている時はめっちゃ良かったとか。 もっと当時の話聞きたかったなぁ・・母にも聞いてみました、今日初めて知ったのは祖父は向こうで警官だったこと、そして祖母は好んで満州での話はしなかった。 息子を(私の叔父にあたる)病気で亡くしており、辛い思いを話たくも無かったんでしょう。
祖母の兄妹はまだ生きてる方多いから当時のこと、なにか聞けるチャンスあるかな・・みんな高齢だし突然連絡したらこのご時世、詐欺に間違われそうで悩ましいところです。
一冊の本から受けた、古いがこれから生きていくヒントに発見もありました。 そして時代背景から繋がる祖母のこと、日本の歴史など、大変引き込まれた本でした。
改めて本を読むことが、好きになりました。