先日、ニュースで福島市にあるパナソニックコネクトの工場閉鎖について報じられていました。
福島市のパナソニック子会社の工場が閉鎖 100人ほどが失業する可能性(福島)(KFB福島放送) - Yahoo!ニュース
450人のうち200人が離職することになり、そのうち100人が再就職先を見つけられていない、という内容でした。
この報道を見て、私はいくつかの違和感を覚えました。
まず、「450人の中から200人が離職する」という線引きについてです。 正社員か契約社員か、または職種や部署ごとに判断されたのか、その背景が明確ではありません。選ばれたかのような印象を受ける一方で、その基準が伝わらないことでモヤモヤしか感じません。
次に、「人手不足の時代で100人が再就職未定」という現状について。現在、多くの業界で人材不足が叫ばれています。それでも100人が再就職先を見つけられていないことを「不安」として強調するこの報道の姿勢には、かつての「人余りの時代」を思わせるような、違和感を覚えました。
最後に、製造業向け再雇用面接の準備という部分。「この人たちは製造業しかできない」という限定的な視点に聞こえるのは私だけでしょうか? もちろん、製造業に従事してきた方々がそのスキルを活かせる環境を提供するのは大切なことですが、同時に新たな分野への挑戦を支援する視点も必要ではないでしょうか。
この報道を見て私は感じました。未来を描くのではなく、どこか平成の「人余りの時代」のように不安を煽るトーンだと。 今の世の中、働き方は多様化し新たな挑戦を支援する環境が整いつつあります。必要なのはこうした可能性を正しく伝え、個々人が次の一歩を踏み出す背中を押すような報道ではないでしょうか?どうですか?KFBさん⁈
私はそう感じます。