昨日、テレビで『ザ!世界仰天ニュース』を観ていたら、あの“頂き女子リリちゃん”の件が特集されていた。
彼女は8年の実刑を言い渡されたらしい。

いやまあ、彼女が悪いのは間違いない。人を騙して金を巻き上げるやり方は、どんな理由をつけても、悪いものは悪い。
しかしながら、画面に映っていた被害者の男性たちに、違和感を覚えてしまう。
20代の若い女性、それもいわゆるビッチ系の子に、金を渡せば自分に気持ちが向くと思ったのだろうか⁉︎ 50近いおじさんが、恋愛ごっこを真に受けて、疑うことなく金を渡してしまうって。 その時点で、もう“緩い”と言うしかない。
これ、私がよく言うところの「ウブ」の古典的パターンだ。
10代の男子が持つような純粋な恋愛願望を、そのままおじさんになっても抱え続けてしまっている人。キャリアも収入もそれなりにあって、社会的には成功している。でも、その分「恋愛の失敗経験」が極端に少ないまま大人になってしまった。
こういう人が、ロマンス系詐欺に引っかかりやすいのではないか。
きっと“失敗”がなかったんだと思う。人生の適度な挫折を経験しないまま年を重ねてきた。 そうすると、ふと差し出された甘い言葉に、自分でも驚くほど簡単に心を持っていかれてしまう。
もちろん、背景には「失われた30年」や「リーマンショック」など、社会構造によって奪われた機会損失もある。 僕自身そうした世代だからよくわかる。時代が個人に与える影響は想像以上に大きい。
だが、だからこそどこかで“自分を知る”必要があるんじゃないかと思います。 恋愛においても、自分の“ウブさ”や“弱さ”を客観視できていないと、人生後半で大きなダメージを負うことになる。
人は誰しも騙される可能性がある。でも、自分の中に潜む“騙されやすさ”を見ないふりしたまま、年を取ってしまうと、それはやがて破滅の原因になる。
今回の事件を見て、そう思わずにはいられなかったです。