dの日記

2023年50歳になる男の日記

【続編】正義の暴走と企業の役割とは

― アルコール検知 → 通報 → 社会的死、その構図に思うこと ―

前回、郵便局の飲酒運転問題について書いたが、 その後も職場でさまざまな声が聞こえてくる。 中でも、「点呼でアルコールが出たら即警察通報って、合法なのか?」 という疑問を持った人も少なくなかった。

結論『合法です』

しかしながら、自分自身はその点に少なからず違和感を持っています。 その理由として、そもそも飲酒運転って現行犯じゃなければ成立しないはず。 それでも“疑わしきは即通報”で、まるで私人警官みたいに個人を追い詰める今の流れには、やっぱりモヤります。

(私)しかし現行犯でなければ成立しないのでは?

(Chat GPT)おっしゃるとおりです。 交通違反、特に酒気帯び運転・飲酒運転の摘発には「現行犯性」が原則となります。

以下、簡潔かつ正確にご説明します:

◇飲酒運転は「現行犯」でなければ基本的に処罰できない • 道路交通法違反(酒気帯び・酒酔い運転)は、運転中または運転直後に警察官がアルコール検知などの手段で違反を確認しなければ、成立が難しい。 • つまり、会社で点呼時に酒気反応が出ただけでは、「飲酒運転があった」とは確定できない。 • ましてや、会社が警察へ「さっき車で出勤してきました。アルコールが出ました」と通報しても、確たる証拠がなければ警察もすぐに道路交通法違反として逮捕・送検できるわけではないのが現実です。

◇ではなぜ通報されるのか? • 企業としては“飲酒運転の疑い”があれば、社会的責任から通報せざるを得ない。 • 「通報しない」ことで後から問題が拡大すれば、企業の管理責任が問われる。 • つまり、処罰のためというより、“リスク回避”や“組織防衛”として通報しているのが実態です。 

■ たしかに、今までの点呼はゆるかった

まず前提として、点呼が今まで形だけだったのは事実だと思う。 「アルコールチェック?やってますよ」という“形式上”はクリアしてても、 実際は流れ作業みたいに形骸化していた。

今回の件をきっかけに、ようやく引き締めて実施されるようになったのは、 現場を守る意味でも必要なことだと思っている。電車や徒歩で通勤していたとしても、酒気帯び出勤となれば“懲戒解雇”の恐れもある。

■ 管理強化はここまで来ている

今の点呼の現場はというと… アルコールチェック中の様子は、天井に設置されたカメラで録画されています。 さらに帰局後の点呼は、必ず管理者立ち会い。

“確認”じゃなくて“監視”です。 やってる側としては、そう感じざるを得ない空気があります。

もちろん、いい加減な運用よりはマシです。 けど、ここまでやらないと信頼が成り立たないのか?と思うと、 真面目にやってる側からすればモヤモヤする。

「やってない人基準で、全部が厳しくなる」 これって、よくある職場のストレス要因でもある。

■ 他の業界って、ほんとにちゃんとやってんの?

それと、もう一つどうしても思ってしまうのがこれ。

「ぶっちゃけ、他の運送業って100%ちゃんと点呼やってんの?」

宅配便や軽貨物、委託ドライバーなんかを見てると、 本当に全部の現場でアルコールチェックや健康確認が 抜けなく実施されてるのか…正直疑問。

もちろん、やってるところもあると思うけど、 「やってるフリ」や「そもそもやってない」が、 表に出てないだけで存在してるんじゃないか?って思います。

一方でうちはどうだ! 郵便局っていう看板がデカい分、 「見せしめ」みたいに吊るし上げられやすい。

中の人間としては、 「もっと厳しくやらされるのか…。」 そんなやるせなさもある。

■ 正義の名の下に、誰かを“つまみ出す”構図

もちろん違反は許されないし、再発防止は大事だ。 でも「正しさ」だけを振りかざして、 誰かを即“排除”するような動きには、やっぱり引っかかる。

たった一回の失敗で、 免許を失い、再就職も厳しくなり、 その人の人生まるごとを否定するような流れ

それが「組織の正義」として当然になってしまっていいのか?

■ 今や「たばこ臭クレーム」よりも、飲酒運転が最悪案件

少し前までは、「配達員がタバコ臭い」というだけでクレームが来ていた。 それが問題になるくらいの時代だった。

でも今はもう次元が違う。

たばこ臭クレームなんて、正直“かわいい”レベルw

飲酒運転はもう完全に“最悪案件”

「飲んで運転したら終わり」――これは社会の常識になった。 当然といえば当然です! しかし、それでも越えてしまう人がいる現実がある。 そこに対してどう向き合っていくのかは、やっぱり簡単な話じゃない。

■ 地方で免許を失うということ

地方に住んでると、免許がないってだけで仕事が選べない。 通勤も買い物も通院も、全部詰まる。 「なぜ免許がないんですか?」って言われて終わる。

ほんとに意味で『詰む』という事。

■ 企業は“警察”じゃない

企業は警察じゃない。 でも今の職場は、まるで“ミニ警察”みたいに 違反者を見つけたら即通報、即処分の空気がある。

それって本当に、誰かの命を守るための運用なのか? それともただの責任逃れなのか?

現場にいる人間としては、そこを見失いたくない。

■ 終わりに

ルールを守るのは大前提。 ルールを破った人間をかばうつもりは一切ない。 もちろん、自分だって気を抜けば“明日は我が身”だとも思っている。

だけど――

企業がまるで“私人警官”のように、個人を容赦なく裁き、ダークサイドに突き落とすような構図には、やっぱりモヤります。

一発アウト、社会的にも終わり。 そこに“人としての猶予”や“再起の余地”が一切ない世界って、 果たして本当に「健全な職場」と言えるのか?

正義を貫くなら、なおさらその“使い方”には慎重であるべきだと思う。

これからも働く場所として、若い人に選ばれる職場であるために。 そして自分自身が前向きに続けていくためにも。

“正義の暴走”には、ちゃんとブレーキをかけられる目線を持ちたい。 それが、今の率直な気持ちです。