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2023年50歳になる男の日記

酒気帯び出勤の厳罰化に感じる、違和感と怒り

最近、組織での不正点呼や酒気帯び出勤が報じられ、メディアやSNSでは「懲戒処分は当然」「現行犯でなくとも厳しく対応すべきだ」という声が多く見られています。 だが現場で働く自分としては違和感を覚えている。

日本郵便 業務中や通勤時の社員の飲酒運転 4月に20件発生 | NHK | 総務省

そもそも私たちは公務員ではありません。 郵便局員は民間企業の社員でありながらも、社会インフラの一部として常に“聖人君子”のような立場を求められている。 だからといって「人生終了」となるような厳罰でバッサリ切り捨てるやり方が、本当に社会にとって健全な判断なのだろうか?

騒ぎになっている酒気帯び出勤。 当然やってはいけない…とくに運転を伴う業務ならなおさらです。 だが前日の飲酒が残っていた“かもしれない”というレベルで、警察に突き出し、懲戒解雇となり、家族もろとも社会的にダークサイドに落とすような対応が本当に正義なのだろうか?

それが本気で“安全と秩序”を守るためだというのなら、徹底してもらいたい。 であれば、酒気帯びの可能性があるすべての業種。 車で通勤する会社員、営業マン、建設業者、個人配送ドライバーすべてに、毎朝アルコールチェックを義務づけてはどうか? そこまでやるなら、酒販業者や広告会社にも協力を仰ぎ、ポスター・販促物などもオフィスや業務エリアから排除してほしいくらい。 アルコール依存症の初期段階の人間にとって、視覚に入る「ふくしまの酒」や地元PRのビール広告すら、トリガーになることもある。

本質は、“酒気帯びをしたこと”ではない。 生活習慣、自己管理、職場での対話や支援体制の欠如です。 これを見直さずに、組織のメンツを守るためだけに、あるいは世間へのアピールのためだけに一人の職員を「見せしめ」にするのは、以前ブログに書いたが、もはや私警官的なやり方ではないか?

私は職場でルールを守ること、責任ある言動を心がけている。だが同時に人間としての弱さや、社会のグレーな部分も目を逸らさずにいたいです。

もっとバランスのある判断ができる組織と社会であってほしいと願っています。