dの日記

2023年50歳になる男の日記

「優しさは弱さなのか?」令和の“強さ”を考える

 

「優しさはサービスではなく、態度の選択」

「怒鳴ることが強さではない。優しさを持てることが“強さ”になっていく時代だ」

 

 

そんな言葉を、最近あらためて深く考えさせられる出来事があった。

ある配達先で、理不尽な罵声を浴びせられた。

それは個人経営の飲食店、いわゆる“ワンオペ店主”によるものだった。

 

ランチタイム直前で忙しかったのかもしれない。

でも、郵便物を届けただけで怒鳴られる理由はない。

私たちは感情のゴミ箱ではない。

 

思うに、こうした怒鳴り口調や一方的な態度の背景には、丁稚奉公的な修業文化がまだ根を張っているのではないか。

 

彼らの多くは、おそらく若い頃に“理不尽を耐えて覚える”という世界で育ってきた。

怒鳴られて一人前、寝ずに働いて技を盗む──。

そういう時代があったのは確か。

 

その生き方を否定するつもりはない。

ただ、その価値観を令和の今に持ち込んで、配達員や取引先にぶつけるのは違うと思う。

 

優しさは、相手に合わせて態度を選ぶという“知性”の表れだと思う。

怒鳴ることで支配しようとするのは、むしろ感情をコントロールできない“もろさ”ではないか。

 

昭和の時代に培った経験を、どう令和にアップデートするか。

それが、今を生きる中年世代の“課題”の一つかもしれない。

 

私たちは、ただモノを届けているのではない。

その日の天気、時間帯、相手の都合を考えながら、地域と人の間を動いている。

それでも、時に一方的な怒りのはけ口にされる。

「なめられたくない」「文句を言えばスッキリする」…そんな姿勢の裏に、

本当に優しさを拒絶する“恐れ”があるようにも見える。

 

時代は変わっています。

“優しさ”を“弱さ”と見なす価値観は、そろそろ手放す頃だ。

本当の強さとは、他人を尊重する力を持つこと。

怒鳴らずとも伝えられる言葉を選ぶことではないでしょうか。

 

優しさが贅沢扱いされない社会を私は、

これからは“こちら側”から築いていきたい。