dの日記

2023年50歳になる男の日記

オピニオンもエグジットも途中:“オッサン化”を抜け出せるのか

山口周さんの『劣化するオッサン社会の処方箋』という本を読んでいます。

ある章のタイトルがふと目に入って、ページをめくる手が止まりました。

 

「中堅・若手がオッサンに対抗する武器」

その“武器”とは何か。

本の中ではこう書かれていました。

「オピニオン(意見や異議を唱える力)」と「エグジット(離脱・転職などの行動)」

なるほど。

若手や中堅が組織の中で空気を変えるには、この2つの力が必要だと。

けれど、それを読んだ瞬間こんな言葉が浮かびました。

 

「自分には、どっちもできていない」

 

言いたいことを飲み込んできた日々、

やめたいとまで思ったことはないけれど、

「他でやっていけるか」という自信もない。

結局、沈黙を選びながら船に乗り続けている。

 

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私は大きな船に乗っている。

会社という名の船だ。

 

毎日、安定はあるけれどどこか歯車のひとつのような感覚。

メディアで取り上げられる不祥事や問題に触れるたび、ふとよぎる。

「もしかしたら、自分もこの構造の一部として加担してるんじゃないか?」

そう感じても、すぐに何かを変えられるわけじゃない。

そう、私はこの船の外に出る準備がまだ整っていない。

 

ただ、何もしないわけではない。

今、副業の準備をしている最中だ。

 


すぐに稼げるようなものではないけれど、

工具を揃えて、知識を補って、小さく始められる準備をしている。

でも正直に言うと怖さもある。

 


本業に守られていた自分が、

“自分の名でサービスを提供する”ということに向き合うのは、想像以上に勇気がほしい。

 

それでも、何も持たない自分に気づいたからこそ、

「小さな外との接点」を持とうとしている。

それが、私にとっての“脱・オッサン”の第一歩だと思っています。

 

本の中にはこんな指摘もあった。

 

「外に人的資本がないと、エグジットは怖くなる」

「副業禁止は、社員に“外の関係”を作ってほしくない企業のもくろみだ」

 

幸いにして、私の会社は副業を禁止していない。

それなのに、僕自身が“外”との関係性を築いてこなかっただけだった。

 

制度の問題じゃない。

動かなかったのは、自分の問題。

 

この本を読んで、「自分はまだ“オッサン”でいたいわけじゃない」と思った。

声も上げられず、動き出すのも遅い自分は、

もしかしたらすでに“オッサン社会”の一部になりかけていたのかもしれない。

 

しかし今なら、少しずつ変えられる。

誰かに反旗を翻すような大きな行動じゃなくていい。

副業の準備をする。

自分の意見をメモに残す。

ときにはこうして文章にして、外に発信してみる。

 

それだけでも、何かが動き出す気がしている。