dの日記

2023年50歳になる男の日記

『劣化するオッサン社会の処方箋』第5章を読んで:なぜ年長者は敬われるのか?

山口周さんの『劣化するオッサン社会の処方箋』の第5章「なぜ年長者は敬われるようになったのか」を読んで、とても共感したポイントがありました。

まず、年長者が敬われる理由の一つは、かつては情報が限られており、年長者が「生きたデータベース」として貴重な存在だったからだということ。確かに、昔は情報源が少なく、高齢者の経験や知恵が社会の貴重な財産だった。

しかし、現代は情報がインターネットで簡単に得られるようになり、社会の変化スピードも劇的に加速した。30年前と比べて、現在は技術や価値観が10年単位で大きく変わるようになっています。そのため、過去の経験はすぐに古くなり、必ずしも役立つわけでありません。

また、高齢者の人口が増えたことで、単に「年をとっている」というだけの価値や希少性が薄れている。敬意の対象としての年齢の意味が変化してきています。

 

日本には仏教的・儒教的な価値観が根付いているため、「年長者だから敬う」という文化が残っている。これも今の社会でどこまで有効なのか、考え直す必要があると思います。

 

この本でも引用されている『旧約聖書ヨブ記』に「年老いた者が賢いとは限らず、年長者が正しいことを悟るとは限らない」とある通り、年齢と知恵や正しさは必ずしも比例しない…。

今後は、「年長者だから」というだけでなく、どのような知識や価値を社会や若い世代に提供できるのかが重要になってくるのだろう。

私自身も、「オッサン化」しないために、常に新しい知識や価値観を取り入れる姿勢を忘れずにいたいと、強く感じました。