暑さと観戦スタイル
日曜日は朝から夕方まで全てのレースを観戦。けれどこの暑さは想像以上でした。予報では34〜35度とありましたが、車の温度計は37度を示し、体感もそれくらい…。朝8時前からすでに27〜28度あり、日差しを避けられる場所は限られていて、外だけで過ごすのはかなり過酷でした。
今回はコースを見渡せるキャンプステイ用の駐車券を購入していたので、午前中はS字コーナー上にテントを張って観戦。ただメッシュ越しでも熱気がこもり、とても長時間はいられない。結局は車に避難し、エアコンをかけてクールダウンしながら観戦。ピットウォークも歩いて回りましたが、人の多さと暑さでかなり消耗しましたね。
正直、野外イベントで朝から夕方までグランドスタンドやコースサイドで全てを見切るのは、もはや超人的な体力がないと不可能なんじゃないかと思います。休憩や車内観戦を組み合わせて、戦略的に自分の体調に合わせたスタイルを取らないと、熱中症のリスクも現実的です。実際に夕方、救急車がサーキットに入っていくのを見かけました。
時間的にライダーではなく熱中症の方を救護する為と思われます。
ブリーフィングへの思い
“自分たちのクラスはインシデントが多い”だからこそ、ブリーフィングの場で「みんなライバルだけど、序盤は落ち着いていこうぜ!」といった意識合わせが必要だと思います。
安全やルールを運営にすべて任せるのではなく、ライダー自身がブリーフィングで気持ちを引き締め、コースに出てから実行する。その積み重ねが事故を減らすはずです。実際、このクラスは毎年のように大きなアクシデントが起きてしまう。だからこそ、ライダー同士での声かけや共通意識の持ち方が欠かせないと感じます。
ST600 赤旗中断
ST600では、ホールショットを決めた長尾選手のマシンが、1周目の赤旗で中断。その後の再スタートでも再びホールショットを決めましたが、直後にスローダウン。マシンがトラブルを起こす場面がありました。私は、あのトラブルは暑さによる影響が大きかったのではないかと感じています。
バイクは走っているときよりも止まっているときの方が一気に温度が上がります。再スタート待機中に熱がこもり、電装系や燃料系に大きなストレスがかかっていたのではないか。炎天下での中断は、人間にとってもマシンにとっても過酷です。
野外観戦の提言
近年の気象状況を考えると、1日中屋外で観戦するのは現実的に難しくなってきています。今はスマホでYouTube配信を見れば、タイムラグはあってもレースの状況は把握できる。現地で雰囲気を味わいつつ、情報は配信で補う。そうしたハイブリッドな観戦方法が必要なのだと思います。
今日はこのクラスに集中しよう、このイベントを楽しもう…そんな風に取捨選択しながら観戦した方が、「辛かった」ではなく「楽しかった」という思い出として残るのではないでしょうか。
それでも現地に行く理由
「そんなに暑いなら、行かなくてもいいのでは?」という声もあるかもしれません。
それでも私は現地に足を運びます。
かつてレースを走っていた経験もあるからこそ、引退した今でも「関係のない世界」では終わらせたくない。観客の一人として会場を盛り上げることが、応援しているライダーの力になると思います。
匂い、振動、音、ライダーのパッション。現地でしか得られないものを自分の体で感じ、そのエネルギーを活力に変える。そのために、暑さの中でもサーキット向かうのです。

am5:00 やっと涼しくなった朝方。