dの日記

2023年50歳になる男の日記

外発的な救いから内発的な主体性へ

会社を辞めるという行為にも、実は目に見えない社会のリソースが動いています。退職金や雇用保険、再就職支援など、個人の選択に見えても背後では行政や制度が支えている。

これは「今の仕事を辞めるな」という話ではありません。むしろ、辞める自由こそ守られるべきだと思っています。その自由が成立する背景には、必ず誰かの負担や社会的コストがある。そこを忘れてしまうのは危うい気がします。

日本は長く「過保護」と言えるほどの仕組みを整えてきました。年功序列と退職金、ハローワークや各種給付金。高度成長から人口が多い時代までは、それを支えるだけの余裕がありました。

しかし今は少子高齢化で人も財源も不足している。すべての人を平等に守ることは難しくなり、行き過ぎた救いの手は縮小せざるを得ないと感じます。

私も制度に救われた過去はあります。とは言え人生で最初で最後。受けたから得という話でなく、新たにスタートするための力になりました。

これから大事になるのは「外発的な救い」ではなく「内発的な主体性」だと思います。誰かが助けてくれる前提ではなく、自分の意思で働き方や学びを選び、自分の暮らしを立て直す力。制度はあくまで補助輪で、メインでこぎ出すのは自分自身。そんな時代がすぐそこに来ているのではないでしょうか。

振り返れば、私も自然の流れで働き、収入を得てなんとか欲しいものを買えてきました。それは社会がまだ余裕を持って支えてくれていた時代の「恩恵」だったのだと思います。

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そして私は、中国語を覚えるためのアプリを手にしました。外発的な救いに頼るのではなく、自分の選択で新しい言葉を身につける。それは小さなことですが、これからの生き方に必要な「内発的な主体性」の練習のように思えるのです。