□不祥事と「きっちり社会」への違和感
どんなにルールを積み重ねても、不祥事はなくなりません。それでも「ちゃんとやってます」というアピールのために、さらに決まりが増えていく。安全やモラルを守るために必要な面はあるものの、昔ながらの精神論や“オッサン的価値観”が色濃く残り、現場ではストレスになっています。
1ミリのズレでもやりづらくなる…。この「きっちりしすぎる社会」に、私は違和感を覚えます。
□将来なくなるかもしれない仕事
私の仕事はアナログなサービス業で、人口減少を考えれば、10年後20年後にはなくなる職種かもしれません。それを見越して、働き方や生活基準をどう整えるかを考えざるを得ない。しかし年齢を重ねると選択肢は狭まり、生活レベルを保ちつつプライドも守るのは難しい。
「底辺の仕事でも収入があればいい」という考え方もあります。けれども、ただ食べていくだけでは満足できない。税金を納め、社会の一員として存在価値を持ちたい。これは私の譲れない部分です。
□歴史が教える「ガラガラポン」
社会の価値観が大きく変わるときは、前触れなくやってきます。過去で言えば明治維新、第二次世界大戦。
その前日までの常識や暮らしは、一気にひっくり返されました。まさに「ガラガラポン」です。
そして今の日本も、人口減少やテクノロジーの進化によって、新しい「ガラガラポン」の時代に入っているのだと思います。
□小さな学びと新しい風
こうした変化の中で大事なのは、アンテナを敏感に保ち、自分から新しい風に触れていくこと。先日の台湾旅行では、違う国の空気に当たるだけで視点が大きく変わることを実感しました。本を読むでもいいし、知識を得るでもいい。欲張らずにできることを積み重ねることで、これからの生き方のヒントが見えてくるはずです。
□おわりに
家もあり、車もあり、スマホもあり、最低限の生活はできています。
でもそれに甘んじることなく、これからの変化に備えたい。40代、50代からの人生に必要なのは、「きっちり決まりに従う」ことだけではなく、ガラガラポンの時代に対応できる主体性だと感じています。