dの日記

2023年50歳になる男の日記

motogp観戦スタイルと地域のこと

今年のもてぎは本当に人が多い。歩いていても駐車場を見ても「こんなに来てるんだ!」と感じるくらいですその中で気づいたのは、観戦のスタイルって本当に人それぞれだということ。

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全部のクラス、全部のコースを追いかけ網羅するのは不可能じゃないかもしれない。でも体力も時間も持っていかれて、本当に楽しめるかといえば微妙です。

やっぱりどこで観るか、何を優先するか。そこに自分なりの優先順位をつけるのが「いい観戦」につながるんじゃないかと思いました。

 

意外と現地は情報弱者

昨年はドコモ(ahamo)の電波がひどくて、現地でスマホも決済も不安定。今年はだいぶ改善されていたみたいで、SNSでも「頑張ったなドコモ」と流れていた。それでも完璧じゃない。スカパー!で補完しようと契約してきたけど、金曜は観れたのに土曜はエラー続き。去年はhuluを入れたのに電波が弱くてまったくダメだった。

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現場は迫力満点なのに、情報が整理できない。場内アナウンスが聞こえにくいこともあって、結局「爆音と空気を浴びる体感」と「レースを把握する情報」が分かれてしまう…完璧は求めないがクリアーに近づければ、観戦はもっと楽しくなる気がする。

 

 

車あってのアクセス

改めて思ったのは、やっぱり車があってこその観戦だということ。もてぎは山の中。高速を降りてからも結構走るし、買い出しや移動を考えると車がないと不便すぎる。都市圏から来る人は公共交通とバスを組み合わせるしかないけれど、機動性でいえばやっぱり車が強い。指定駐車場を(駐車場は全て有料)を確保できれば、観戦する動線上の軸をとれる。車中泊・買い出し・風呂と行動の幅も広がる強みがあります。

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今回は車中泊、寝袋で快適!睡眠は重要デス(22時就寝)

 

トイレと温泉

今年の仮設トイレは、例年よりきれいだった。利用者のマナーもあるだろうけど、やっぱり清掃してくれているスタッフの力が大きい。地元のシルバー人材センターの方や短期アルバイトが支えてくれていると聞く。農家の繁忙期とかぶるから現役農家は少ないだろうし、引退された方が主力なのかもしれない。高齢化が進めば、今後はどうなるんだろうと少し考えた。

観戦後には、市貝町の健康保養センターに行ってきた。金曜はそこまで混んでなかったのに、土曜は洗い場に10人以上並んでいました。まさにmotogp効果。

受付の60代くらいの女性に聞いたら、「バイクの人で混むんだよね」とちょっと苦笑い気味。確かに混んでも入浴料は550円で変わらない。町営の施設だから、来場者が増えても直接的な利益は大きくはない。ここにマーケティングの発想が入れば、もっと地域に還元できるのになと思った。

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経済効果とこれから

motogpは茂木町だけじゃなく、周辺自治体まで巻き込んだ大きな経済効果を生んでいる。宿泊、飲食、交通、アルバイト…すべて合わせれば数十億円規模とも言われる。

茂木町自体は昭和の廃れた街並みで、衰退を感じます。それはそれでエモさ良いんだけど、このイベントに乗っかっている感じがしないんですね…。

でも現状は「年に一度のお祭り」で終わってしまいがちだ。来場者の動線や消費のデータを残して、翌年以降の改善につなげる。そんな仕組みがあれば、もっと地域の力になるんじゃないだろうか。すでになっているとは思いますが、興味が湧いています。

過去のデータなど調べてみたいです。

 

ロッシ時代との比較

自分が初めてもてぎでmotogpを現地観戦したのは2005年。それまではまだ全日本でレース活動を続けていて、2004年は観客席に座るどころではありませんでした…。(現役こそ観るべきなんですかw)

2004年の日本グランプリでは、公式に「3日間合計で約9万6千人」という観客数が記録されている。2005年も同じくらいの熱気で、実際に現場で感じた混雑ぶりに衝撃を受けました。

思えば、同じ2輪のバイクレースでも、全日本とmotogpでは観客層が違う。

全日本を追いかけているファンは、選手の走りやチームを支える空気を近い距離で味わっている感じがあります。一方でmotogpには、スター性に憧れて集まる人たちが多いように見える…そのスターの存在が、これだけ多くの観客をもてぎに呼び寄せていたのでしょう。

 

9/28決勝日の朝

そして今日は3日目の日曜日。各クラスの決勝日です!

天気にも恵まれそうな朝日、金曜から続いていた日差しは夏まではいかないけれど、昼にはしっかり暑さを感じるぐらいです。

今日はZ席の指定席を拠点にして、うろちょろせずに腰を据えて観戦するつもりです!フードコートで少しお金を使いながら、いい走りを目に焼きつけて帰りたい。

 

まとめ

motogpは単なるレース観戦じゃなくて、地域を映す“鏡”みたいだと感じました。

爆音に包まれて体力を削られつつも、トイレの清掃員や温泉の混雑に触れ、町の表情を見て、「このイベントがどう地域を支えているのか」を考える時間になった。

そしてふと、全日本とmotogpの違いにも気づく。走っているのは同じタイヤ2つのバイク。でも全日本で見慣れた客層とは違い、motogpではスターを求めるファンの熱気がもの凄い。

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その違いがこの大きな観客動員につながっているのでしょうか。

また後日記事にまとめていこうと思います。