遅番の仕事が始まる前の短い時間、私はよくコメダ珈琲に立ち寄ります、そして今朝も。
自宅から職場へ直行するのではなく、あいだにコメダを挟むだけで、心に小さな余白が生まれる。コーヒーをすすりながら読書をするそのひとときが、一日のリズムを整えてくれます。
土曜日の朝ともなれば、店内はいつも以上に賑やかです。駐車場は満車ではないにしても、ひっきりなしに車が出入りし、店内のスタッフさんも少しバタバタした様子です。そんな風景を眺めつつ、私は最近使い始めた「モバイルオーダー」で注文を済ませました。呼び鈴で声をかける必要がなく、手元で完結できるのがよい。現場のオペレーションも少しは楽になっているのだろうな…と想像しました。
もっと言えば、オーダーやおしぼりの準備はセルフでも十分ではないかと思うくらいです。いっそ水だって有料でいいのではないか。食べ終わった後の下げ膳も、自分で返却口に持っていく方が自然なのではないか??そんな考えさえ浮かびます。
それくらいサービスの形は変わりつつあるのだと実感します。
ただ、こうした仕組みが広がる中で気になるのは、スマホを持っていない、あるいは操作に慣れていない高齢のお客さんへの対応。
彼らに合わせるために従来のやり方を残すのか、それとも時代の流れに任せて大きく舵を切るのか。お店にとっても難しい判断だと思います。
思えば1998年の規制緩和で、ガソリンスタンドがセルフ給油へと移行していった時も、最初は戸惑う声が多くありました。牛丼チェーンの提供スタイルがセルフ化したのも記憶に新しいところです。便利さと効率化を求める流れは、飲食に限らず第三次産業全体に押し寄せています。
こうした変化を「味気ない」と感じる人もいるかもしれません。でも私は、そこに人と人との関わりをどう残していくかが大事だと思うのです。完全に効率だけを求めれば無機質になるし、逆に従来のやり方に固執すれば現場は疲弊する(生産年齢人口が減るから)サービス業が今まさに直面しているリアルなのかもしれません。
今日のコーヒーを飲み干し、本を閉じて店を出ると、少し心が軽くなっているのを感じました。短い時間でも、自分なりに「余白」をつくること。変わりゆくサービスの形に思いを巡らせること。私の仕事もチャカチャカと忙しさに追われる日々…コーヒーは小さな救いなのかもしれません。
そして思うのです。やっぱり、こういう時間を静かに味わうには、土曜のにぎやかさよりも平日の朝のほうが、断然ゆっくりできますね!
