昨日の全日本ロードレース岡山大会、YouTubeでアーカイブを見させてもらいました。Xでも少し話題になっていましたが、ST1000クラスのトップ争いで、周回遅れをパスする際に足蹴りのようなジェスチャーがあった件…あの場面、たしかに物議をかもし出していますね。
その場面をサクッと見れるXでの投稿↓
https://x.com/taro18777/status/1974740609434112475?s=46&t=20z5X_F5ok_7jg3PY_lgxg
STクラスはもともとサバイバル要素が強く、見応えのある展開でした。
その中であの行為が映ると、どうしても「スポーツマンシップに反する」と言われがちです。
でも、自分は少し違う角度からも見たくなります。
勝負の極限と人間の瞬発力
トップ争いをしているライダーは、常に極限状態(走っているライダーみんな本気)全神経を張り詰めて、一瞬の判断で順位が決まる世界です。あのジェスチャーも冷静な計算というよりは、闘争心が瞬発的に出た“人間の反応”だったのかもしれません。
もちろん、物理的に相手のマシンに触れたりしていたら大問題です!もし世界選手権(motoGPやmoto2など)なら確実にペナルティ対象になるでしょう。ただその背景には、誰よりも勝ちたいという本能的な闘志が見えます。
日常生活では良い人でも、勝負の世界ではそうはいかない…サーキットはそういう場所。
それがレースという競技の、ある意味「生の部分」ですから。
スポーツマンシップというもうひとつのルール
どんなに速くてもどんなに強くても、スポーツマンシップを欠けば評価されない。
そこはライダーもファンも共通して持つべき意識だと思います。全日本ロードレース長い文化を持っていますが、このあたりの成熟度は今後さらに問われていくでしょう。
“ヒール”の存在が生む熱
一方で、あの行為を通じて久々に「ロードレースって熱いな」と感じた人も多いはずです。
意図して悪役を演じたわけではないでしょうが、スポーツの世界ではヒール(悪役)がいることでドラマが生まれることがあります。プロレスでも、野球でも、競争の裏には感情のぶつかり合いがある。それが観る人の心を揺さぶります。
ファンとレース業界全体へ
やった方も、やられた方もどちらにも多くのファンがいます。
ファンがサーキットに足を運び声を上げる。それがレースを支える大きな力です。
だからこそ、今回の件を単純に「けしからん」と切り捨てるよりも、
「人間らしい熱を見せた」として受け止める視点も必要ではないでしょうか。
結局のところヒーローとヒール、どちらも物語の登場人物。どちらが欠けても、レースは面白くならない。
そんなことを改めて感じた岡山大会です。