dの日記

2023年50歳になる男の日記

[デフレ世代]これからのお金との付き合い方

5千円や1万円を超える買い物や外出に、ためらいを感じることが多くなりました。

ローン支払いもなく、わずかながら年収が上がっているのになぜでしょうか…。

物を買うにしても、機会を得るにしても、あるいは遠出して体験を得るにしても「数万円の壁」がある。燃料代やアクセス費を含めれば、あっという間に超える。そう思うと普段の生活に、ボトルネックがあると気づきました。

ここ数年はデフレからインフレへ…。生活水準は変わらないのに、コンビニのおにぎり、猫の砂…あれもこれも物価だけが上がる。社会保険料も上がり続け、現役世代の将来不安は消えません。

いくら貯めても「まだ足りない!全然足りない!」と感じるマインド…。仮に1000万円あっても不安、じゃ2000万円あっても不安でしょう…残酷ですが、もしあったとしても“未来が担保されたわけでない”のです。

とはいえ、最低限の貯蓄は必要ですよ!家のトラブル、冠婚葬祭、町内会費など、暮らしていれば必ず出ていくお金がある。以前一人で留守番中に、年間たったの3000円の町内会費集金を持ち合わせがなく、支払うことができなかった…。老後の貯蓄より、私にとって緊急事態でした(笑)

親と同居していれば、これからは介護や生活支援といった課題も出てくる。いくら貯めても不安が完全に消えるわけではない。むしろ「貯めすぎ」は、自分の経験を狭め、学びの機会を減らします。

お金は「使ってこそ価値が出る」ものです。

私たちの世代。1970年代生まれ、90年代に社会に出た世代は、「安いことが正義」というデフレ価値観を刷り込まれてきた。だが時代はもう違う。

物に満たされた現在、お金を“こと(体験)”に使う。これが今の自分のスタイルになります。

もちろん収入は多い方がいいに決まっています。でも時間を切り売りするような副業で体を壊しては本末転倒、若くない今、体力と時間をどう配分するかが大事になってくる。副業といっても少額で、自分の得意が未来に繋がる小商を目指していく。そして、今いる組織の中で地道に働きつつ、「家という小さな会社」を経営するつもりで家計を見直していく。支出を見える化し、何に価値を置くかを意識を持っていきたい。ぶっちゃけこれに正解はない。

過剰な心配も、過剰な貯蓄も、やりすぎれば自分の人生を狭めてします。

命の時間は無限ではない。今日という日は、もう戻りません。だからこそ体験できることは体験していきたい。もちろん際限なく使い切るのは違うけれど、貯め込みすぎても意味はありません。

よく聞く「老後が心配」という声。そのときは“働き続けれれば”と思う。もちろん今と同じ働き方じゃなくて、もっと細く軽くていい。自分の体力に合わせかつ社会との繋がりも持つ。そのために必要なのは、今の健康を維持すること。

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『不安とは』現在の社会情勢もさることながら、人間の持つ性だと感じます。

老後の不安を消す一番の方法は、「働ける自分でい続けること」そのマインドがあれば、恐怖は少しずつ薄れていく。貯めるだけではなく動き続けること…それが、これからの“安心”の形です。