40代になったあたりから、少しずつ本を読むようになった。
ペースは半年に2冊程度。自己肯定系の本や、喫茶店が舞台☕️の小説。読書が趣味と言えるほどではなく、あくまで「気が向いたら読む」くらいの距離感でした。
それが50代に入り、一気に加速している。今さらながら気づいたのだが、自宅の半径1キロ以内に支所の図書室がある。
考えると、すごくないですか!いろんな知識の詰まった部屋が、歩いて行ける距離にある。
しかもです!私が20代の頃から、ずっとそこにあったらしい…!
ここ数年、その図書室を利用するようになった。スペースを借りて、持参した本を読んだり、仕事のコンテストの勉強をしたり。最近、貸出カードを作って、本も借り始めています。
「こんな本が近くにある環境で、今までなんで利用しなかったんだ…」
もっと本を読んでいれば…そんな後悔が一瞬よぎったが、考えても仕方がない。気づいた“今”が、一番早い(笑)
昔はそこを「ジジイの溜まり場」くらいに思っていた。でも今は、そこに自分もいる。
不思議なことに、今はあそこに前向きな人たちが集まっているように感じるわけです。最新ベストセラーの本が並んでいるわけではない。でも、偶発的な本との出会いがある。そんな流れで読んだのが、
『本がどんどん読める本』著者:園善博

この本には、「読書がもたらす7つの変化」が紹介されている。
- 語彙が増え、多彩な才能が花開く。
- 仕事の知識・スキルがアップし、結果が出る。
- プレゼンテーションがうまくなる。
- 欲しい資格が手に入る。
- 想像力・発想力が豊かになる。
- 知識欲が高まり、仕事のテリトリーが広がる。
- うまくいけば、「本を書く人」になれる。
全部は盛りすぎじゃないかと思ったが、納得するところです。
私自身で言えば、確かに語彙は増えたような気がする。大きな変化ではない。でも、相手が話したいであろう言葉が、先回りして頭に浮かぶ。そんな場面が増えました。
この本で一貫して語られているのは、「本が読めないのは能力の問題ではない」という考え方だ。
読解力がない。だから自分は本が読めない。そう思っている人ほど、なおさら読んだほうがいい。

本は最初から最後まで読まなくてもいい。必要なところだけの部分読みでいい。ほんのわずかな時間、パラパラめくるだけでも意味がある。
読書は、ある意味「食わず嫌い」に近い。信じて読んでみること。読書は一人でするものではなく、著者との会話でもある。
速読法についても触れられていたが、速さ重視には落とし穴がある。ただ目を動かしただけでは、内容は残らない。大切なのは、理解したうえでの速習。
頭で理解した知識(形式知)と、やってみてわかった知識(経験知)。この二つを循環させることで、学習はうまく回り始める。
勉強を始める前に、今の自分のレベルを知る。何が足りないのか?どこを目指すのか?
インプットだけで終わらせず、アウトプットすることで、知識は「使えるもの」になる。
一度の通読で終わらせない。分けて、繰り返し読む。忘れてもいい、また覚えればいい。それだけ。
エピソードと結びついた記憶は残りやすい。復習を重ねることで、必要なときに記憶を取り出せるようになる。
この本の本丸は、「プリペアードマインド」だと感じた。目的。条件。欲求。イメージ。
スキミングからプリペアーマインドをセットして知識を得る。これって『紙一枚読書法』に似てる。

なぜ読むのか。読んだ先に、どんな自分がいるのか。ここがはっきりすると、本の入り方がまるで違う。目次を見る。パラパラと全体を眺める。
これが「プライミング効果」や「サブリミナル効果」を利用した準備運動らしい。
読む目的に応じて、概要把握、詳細把握、通読。読み方を使い分ける。
詳細把握では、自分の中に問いを立て、著者と対話するように読む。
通読では、指でなぞりながら読む。確かに小説や専門書では、飛ばし読みではついていけなくなる。
意外だったのは、批判的に読むことの大切さ。鵜呑みにせず、自分ならどうするかを考える。著者の根拠を疑う。なんとアメリカでは、こうした読み方は普通らしい。
毎日の少しだけのパラパラ読みが、本当に奇跡的なパワーを生むのか?正直、まだ半信半疑ですが。
そして続けていれば「理解できる瞬間」は必ず訪れる…その言葉は、信じてみたいです。
現物の本屋で本に触れることも大切、それは偶発的な出会い。紙の質感。中身を比べられること。
ネットのレビューやおすすめ欄も、うまく使えばいい。
読書は、人生を一気に変える魔法ではない。でも、静かに効いてくる力はある。
その感覚を掴めただけでも、この本を読んだ意味はあったと思っています。
この本で勝間和代さんの名前を見るなんて!あのGoogle pixelマスターで家電オタクの!その勝間さんも、著者のセミナー受けてるって…この本の、すごい人書いてる!グッと引き込まれて読みました。
