タラル・アサドという人が書いた『自爆テロ』という本を読み進めています。
まずは自分の知りたいコアな部分、いつもの紙1枚読書法でのアプローチです。

タイトルの通り、中東などで起きている自爆テロについて書かれた本です。
自爆テロというと、どうしても中東から始まったようなイメージがありますよね。ただ、歴史を振り返ると、日本にも「特攻」という行為があります。同じように自分の命を投げ出す行為ではありますが、戦争の中での自爆と、いわゆる「自爆テロ」は同じものなのでしょうか。また、比喩として使われる言葉「自爆営業」や、 自ら命を絶つ武士時代の『切腹』もあります。意味合いがまったく違うのでしょうか。
1 本を読む目的
自爆テロを行う人の心理を知りたい。自爆テロは一度行えば終わりです。死んでしまえば、当然ですが戻ってくることはできません。
それなのに、なぜ人はそれを実行するのか。この疑問を出発点に、この本を読み始めました。
2 キーワード
テロ全般ではなく、特に「自殺テロ」の章を中心に読みました。その中で気になった言葉、本書から拾いました。
◇宗教的イデオロギー
中東ではジハード(聖戦)という概念があります。
◇自殺との違い
自爆は死にたいから死ぬわけではありません。
人を殺傷するために、自分の命を使う行為です。
◇現代の政治文化
宗教だけではなく、現代の政治状況の中で生まれた現象でもあります。
◇ジハードの技術
「神のための勝利」「神のための死」という価値観。
◇儀礼性
単なる暴力ではなく、宗教的な儀礼のような側面があります。
◇爆弾という技術
爆弾がある時代だからこそ成立した行為。
◇死の価値化
死ぬことが最高の価値になる世界観。
◇個人的背景
深刻な個人的不幸などが関係している可能性。
3 読んで感じたこと
自爆テロは「自殺願望」とは違う。むしろ・信念・宗教政治…。こうしたものが組み合わさった行為のように感じました。外から見ると理解できないことでも、その文化の中では意味を持ってしまうのかもしれません。
4 自分への答え
この本から自分が得た答えはシンプルです。
・自爆行為をしないこと(当然ながら)。
・取り返しがつかなくなる場所には行かない。
5 どう生かすか
今の世界では中東情勢も緊張しています。イスラエルとイランの関係もです。テレビだけでなく、様々な情報を見ながら自分で考えること。関連の本を読むことも、その一つの方法だと思いました。

日本人の私には理解し難い内容もあり…。完読目指して深めていきたいです。