ゴールデンウィークの事故報道を見て思うこと
昨日の磐越道の事故は、本当に痛ましい事故でした。
高校生とはいえまだ子どもです。
遠征であれ学校行事であれ、「ほら、乗って」と言われれば、10代の子供なら素直に乗ります。そこに疑う余地なんてありません。ましてマイクロバスで運転手がいるなら、「安全に目的地まで行ける」と思うのが当然のこと。
だからこそ、今回問われるのは、やはり運転していた側のバックグラウンドなのだと思います。どんな経緯で運転していたのか。レンタカーだったのか。免許確認や健康状態のチェックはどうだったのか?飲酒はなかったのか?。
白ナンバー車両の場合、営業運転とは違い、緑ナンバーのような厳格な点呼義務まではないケースもあります。そのあたりも、今後少しずつ明らかになってくるのかもしれません。
そして改めて感じたのは、シートベルトの重要性です。マイクロバスや大型車両は、事故が起きた時の衝撃も大きく、ベルトをしていないと簡単に車内へ投げ出されてしまいます。
報道映像では、ガードレールが車体に突き刺さっているようにも見えましたが、実際にどういう状況だったのかは、現時点の報道で私には分かりません。
ゴールデンウィークのような大型連休は、普段運転しない人も一斉に移動します。
車もバイクも人も多い。慣れない道。長時間運転。渋滞。“周りに合わせなきゃ…”の、焦り。。
いろいろな条件が重なることで、事故のリスクは確実に上がります。
昔は、交通事故の情報といえば新聞やテレビぐらいでした。でも今は、インターネットやSNSを通じて、遠くで起きた事故でもすぐ目に入ってきます。にしても二輪車の事故が多い…。だからこそ、「自分には関係ない事故」ではなく、どこか現実感を持って感じるようになりました。
そして、こういう事故報道を見るたびに思います。
「今こうして生きているのも、たまたまなんだな」と。
SSバイクに乗っていた頃は、仲間とよくツーリングに行っていました。とはいえ、景色をゆっくり眺めながら走るようなものではなく、今思えばかなりペースの速いツーリングでした。
気持ちよく流れていくコーナー。アドレナリンが放出される加速感。「ちょっと危ないくらいが楽しい」そんな空気感も、確かにありました。
もちろん、その時代、その年齢、その仲間たちの中では、それが最高に楽しかったんです。
二輪車って、特にそういう乗り物なんです。スピード。高揚感。集中力。フィジカル。アドレナリン。
それらが全部混ざり合って、「生きてる感覚」みたいなものになる。
だから、多くの人が惹かれるんだと思います。
しかし、その楽しさの裏側には常に危険もありました。ほんの少しの判断ミス。浮き足立った気持ち。
疲労。焦り。慣れ。年齢による反応速度や動体視力の変化。
そういう小さな“バグ”が、どこかで発生してしまう。特にゴールデンウィークのような大型連休は、人も車も一気に動きます。普段乗らない人。慣れていない人。急いでいる人。いろんな条件が重なる。だからこそ、今は昔以上に思います。
「速さ」よりも、「無事に帰ること」のほうが大事なんだと。楽しいから乗る。でも、生きて帰ってこそ意味がある。年齢を重ねた今だからこそ、そういう感覚は強くなりました。
大型連休というのは、楽しい時間でもありますが、一歩間違えれば人生を変えてしまう危険も隣り合わせなんだと、今回の事故報道を見て改めて感じました。
