dの日記

2023年50歳になる男の日記

計画を立てながら、もう旅は始まっている

昨年の台湾一人旅に続き、今月下旬に別のアジアの国へ行く計画を立てています。

航空券やホテルの予約はほぼ終わり、行きたい場所や移動手段もだいぶ固まってきました。ただ一つだけ、まだ少し悩んでいます。当初は3泊4日で予約したのですが、あと1日延ばして4泊5日にすることも可能だからです。

当然ながら、そのためには変更手数料や追加の宿泊費がかかります。払えない金額ではありません。ただ、初めて訪れる土地でいきなり長く滞在することへの不安もあります。せっかくならもう1日いたい気持ちと、無理をしない方がいいのではないかという気持ちがあります。

もっとも、海外へ行くこと自体は初めてではありません。昨年、台湾を一人で歩き回りました。空港での手続きや現地での移動、ホテルのチェックインなど、一通りの経験はできました。だから今回は海外そのものへの不安というよりも、まだ見たことのない場所へ行くことへの緊張感の方が大きいように感じています。

同じアジアでも、言葉も文化も歴史も違います。街を歩く人たちの表情、地下鉄の雰囲気、カフェの空気感、仕事帰りの人たちの様子。観光地も楽しみですが、そうした何気ない日常の風景を見てみたいという気持ちあるのです。

振り返れば、若い頃の私は今のような発想はありませんでした。

20代の頃はバイクレースに全身全霊でした。休みもお金も時間も、とにかくレース中心の生活です。速く走ることを本気で考えていました。

30代になると今度は仕事や生活に追われるようになりました。先の見えない将来への不安も大きく、正直なところ希望に満ちた未来を思い描いていたわけではありません。社会という大きな渦の中(リーマンショック・非正規)に飲み込まれながら、その日を乗り切ることで精一杯だったような気がします。

今思えば、近視眼的な人生でした。

もちろん、それが悪かったとは思いません。その時その時を必死に生きてきただけ。ただ50代になった今、ようやく少しだけ遠くを見る余裕が出てきた感覚があります。

そして今回こうして旅に出られるのは、自分の考え方が変わっただけではなく、時代の変化も大きいと思っています。

私が社会人になった1990年代から2000年代初頭は、「24時間働けますか」という言葉が本当に使われていた時代でした。サービス残業は当たり前。有給休暇を取ることは“犯罪者”になるような空気もありました。少なくとも私には、休みでも営業所に顔を出し、働くことの方が評価される時代だったように思えます。

現在も職場によって事情は違うでしょう。しかし社会全体としては、以前より休みを取得しやすくなりました。働き方改革の恩恵もあるでしょう、有給休暇取得率も過去に比べて大きく改善されています。

今回の旅も、私一人の力だけで実現できるものではなく、そうした時代の変化の上に成り立っているのだと思います。

さらに背中を押してくれているのがデジタル技術の進歩です。

航空券の予約もホテルの手配もスマートフォン・タブレット一台でできます。地図も見られるし、交通機関も調べられる。翻訳アプリがあれば言葉の壁も以前ほど高くありません。AIに相談すれば旅程の相談までできてしまいます。

すごくないですか!

海外旅行というと、一部の人だけが楽しむ特別なものだと思っていました。しかし今は違います。やろうと思えば個人でも十分に計画できる時代です。

それでも最後は、自分の足で歩かなければ分かりません。

現地の空気、人の熱量、街の匂い、歴史の痕跡。そうしたものは画面越しではなく、その場所に立って初めて感じられるものだと思っています。

また、日本人として、かつて日本がアジアに与えた影響や、その土地の人たちがどのような歴史を歩んできたのかにも、ものすごく興味があります。観光だけでなく、そうした背景にも少し目を向けながら街を歩いてみたいと思っています。

ちなみに日本人のパスポート保有率は2割にも届いていないそうです。海外旅行が身近になったと言われる時代でも、実際に海外へ出かける人は決して多数派ではありません。

だからこそ、行けるうちに行こうと思います。

今はまだ歩けます。知らない街を一日中歩き回る体力もあります。しかし10年後、20年後も同じように動ける保証はありません。

若い頃は時間がなく、休みも取りにくかった。今はちょっとお金と時間がある。

人生はなかなか思い通りにはいきませんが、だからこそ今できることをやってみたいと思います。

無事に帰ってきて、「行って良かった😊」と思えたらそれで十分です。

まだ出発前ですが、すでに次はどこへ行こうかと考えている自分もいます。

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