dの日記

2023年50歳になる男の日記

薄利多売の現場で働いて感じたこと⛽️ガソリンスタンドと🏣郵便局の共通点

最近、Voicyで「薄利多売と厚利小売」についての話を聞きました。

人口増加社会の洗脳「薄利多売」の真実【1/2】薄利多売の合理性と人口減少社会での行き詰まりロジックを理解しよう(2025/2/5 #1554) | 木下斉 / HITOSHI KINOSHITA「木下斉の今日はズバリいいますよ!」/ Voicy - 音声プラットフォーム

生産人口が多かった1990年代から2000年代初頭、「安いことが正義」という価値観が当たり前。

私は当時、ガソリンスタンドで働いていたが、まさに安売り競争の最前線にいました。 そして今郵便局で働きながら、同じような薄利多売のモデルの中にいることを実感している。

ガソリンスタンドの薄利多売

1990年代、ガソリンスタンド業界は価格競争が激しく、「1円でも安く」が当たり前だった。 しかし、ガソリン自体の利益率は極めて低い。当時売れば売るほど赤字という状況に陥っていた。

  1. 薄利なガソリン販売 → 1リットルあたりの利益は数円…そして約半分は税金です。

  2. 競争による価格崩壊 → 安くしないと客が来ない…ほんと1円、2円の差で客数が違う。

  3. 利益が出ないのに仕事は増える → 現場の負担だけが増加…“これ入れて&交換して意味あんの⁈”的な油外商品をゴリ押しで販売。

結局、過度な安売り競争はその業界全体の首を絞めました。 その後、セルフ化や油外商品で高付加価値サービスへシフトすることで、生き残る道を探ることになった。 (認定工場での整備・確立された洗車技術・任意保険・クルマのリース販売)

郵便局も薄利多売の典型

そして現在、私は郵便局で働いているが、ここもまた薄利多売のビジネスモデルそのものだ。

2024年に値上げされたが、収益改善にはまだ課題が多い、そして次年度の赤字確定になっている。

定形郵便 → 110円 はがき → 85円 しかし、郵便物の減少を補うには不十分だと感じます。

◇特約ゆうパックの安売り → 法人向けの単価が低すぎる

◇無料の再配達 → 手間ばかり増えて利益は生まれない

◇人員不足と負担増 → 仕事は増えるが、人は増えない

郵便物の取扱量は減り(増えたら増えたで現場は回らない…)荷物の配送は増えているが、特約契約の単価が低く、結局働く人の負担が増すだけなのでは。

ガソリンスタンド業界が「安売り競争」の限界を迎えたように、郵便局も変わんなきゃダメでしょ! 大きい組織だから?信書の取り扱いはウチだけだから?そんな神話的な安心感は捨てたほうが良い。

まとめ

1990年代、私はガソリンスタンドで「薄利多売の限界」を目の当たりにした。 そして今、郵便局で同じ問題に直面している。 これで個人の収入が上がればなんて事ない。しかし私のような末端のプレイヤーの年収、マジで20年前といくらも変わっていません。

「安いことが正義」の時代は終わりだと感じる。これからは、「適正な価格で、適正な価値を提供する」ことが求められるのではないでしょうか!