先日の4連休を利用して台北一人旅。
滞在してまず圧倒されたのは、バイクの多さ。
かつて中国圏では移動の主役は自転車だったといいますが、今はその多くが150ccクラスのスクーターに置き換わっています(チャリいません)。朝の通勤ラッシュ時には、信号待ちでずらりと並ぶスクーターの光景があちこちで見られ、まるで公道レースのスタート前のような迫力。それでも無謀運転は少なく、全体としては秩序ある走りに見えました。朝の通勤ラッシュ、大きな道路では警察官が道路脇に立ち圧をかけているのを見かけた。皆けっこうスピード出てるし…なにを持って違反なのか⁈

市内を歩くと、派手な看板はないけれど個人経営と思われるバイク修理・整備ショップをよく見かけます。これだけの台数を支えるため、地域にメンテナンス文化が息づいているのでしょう。調べると日本人の方もいるようです。私にもビジネスチャンス?wバイク好きでも、まずは言葉が通じるかですね。
そしてyspヤマハもある!

◼️東京に例えるなら
台北は日本でいえば東京にあたる都市。面積は大阪府ほどの大きさに、日本の首都機能をすべて詰め込んだような場所です。人口は約230万人、私の住む福島市の50倍。人も車もバイク、とにかく密度が違います。
◼️車とバイクの走り方
バイクはスピードが速く、車も隙間があればすぐ割り込む。ウィンカーは出しますが、日本のような「譲り合い文化」はほぼ感じられません。信号待ちでわずかにもたつけば、すぐクラクションが鳴ります。

フルスモークと“匿名性”
台北の車は、ほぼすべてがフルスモーク仕様。日本では後部座席以降しか濃いフィルムは認められていませんが、こちらではフロントガラスまで濃い色が貼られている車も多く、車内の人の顔がまったく見えません。
強い日差しや暑さ対策という実用面もあるでしょうが、乗っている人が誰か分からない“匿名性”は確実に高まります。顔が見えないことで、互いの抑止感が薄れ、強気な運転や割り込み、車間の詰めすぎといった行動につながりやすいように感じました。

日本との事故率の差
統計を見ると、台湾全体の交通事故による死亡率(人口10万人あたり)は日本の約2.5〜3倍とされています。台北市は台湾の中ではやや低いといわれますが、それでも日本の2倍以上。この差には、スクーター依存や交通密度の高さ、車線変更の大胆さ、そして匿名性の高さによる心理的影響も含まれているのではないでしょうか。
自転車時代からの変化
1960〜80年代、台湾都市部の近距離移動は自転車が中心でした。
90年代以降、経済成長とともにスクーターの普及が一気に進み、今では生活の一部として完全に定着。MRTなどの公共交通が発達した現在も、二輪が欠かせない存在のようです。
短い滞在でしたが、台北の交通文化は日本とはまったく違う息づかいを持っていました。次は郊外や地方の街でも、また違った車やバイクの風景を見てみたいと思います。
主な台湾のスクーターメーカー(AI調べ)
1. 光陽工業(KYMCO)
台湾最大級の二輪メーカー。
日本や欧州、東南アジアにも輸出されており、台湾国内シェアも高い。
ガソリン車だけでなく、電動スクーター(Ionexシリーズ)にも力を入れている。2. 三陽工業(SYM)
KYMCOと並ぶ大手メーカー。
台湾だけでなく、ヨーロッパ市場にも積極的に展開。
電動化にも取り組んでおり、近年はバッテリー交換式モデルも投入。3. 台湾ヤマハ(Yamaha Motor Taiwan)
日本のヤマハ発動機の台湾法人。
台湾市場向けにスクーターを開発・生産しており、デザインや仕様は日本モデルと異なるものも多い。4. PGO(摩特動力)
規模はKYMCOやSYMより小さいが、個性的なデザインや限定モデルで人気。
欧州や日本にも一部輸出。5. Gogoro(ゴゴロ)
電動スクーターメーカーとして急成長中。
最大の特徴は「バッテリースワップ(交換)ステーション網」を全国に展開していること。
台湾都市部ではGogoroの充電ステーションがコンビニ並みに見つかる。6.YouBike(ユーバイク)
台湾各地で展開されている公共レンタサイクルサービス。台北市内ではMRT(地下鉄)駅や観光地、商業エリアなど至る所にポートが設置され、会員登録すればICカードやアプリで簡単に借りられる。
短距離の移動や観光客の街歩きに便利で、かつての“自転車時代”を現代の形で残す存在。スクーター文化が主流の台北でも、渋滞を避けたいときや健康志向の利用者に根強い人気がある。
