正解より問いが価値を持つ時代
『仕事ができるとはどういうことか』という本を読みました。著者は山口周さんと楠木建さん。
対談形式で進む本で、とても読みやすく、社会の変化や働き方について具体例を交えながら語られているため、最後まで興味深く読むことができました。
今回も紙1枚読書法で整理しながら読み進めました。

◇この本を読む目的
目的はシンプルです。「仕事のできる人間になりたい」50代になった今でも、その思いは変わりません。
仕事ができるとはどういうことなのか?これからの時代に求められる能力とは何なのか。そんなことを知りたくて、この本を手に取りました(Kindle)
◇自分がたてた問い
今回立てた問いはこちらです。「スキルよりセンスがものを言う時代の仕事論とはどんなものなのか」
表紙には「スキルよりセンスがものを言う時代」と書かれています。では、そのセンスとは何なのか?
◇その答え
正解が過剰で問題が希少な社会になりつつある。スキルの相対的な価値は低下し、コモディティ化していく。一方で価値が高まっているのは、誰も気づいていない問題を発見する力、それを解決する事で儲かる仕組みを構想できるセンスは高い価値がある。
これからの時代はスキルだけではなく、センスが重要になる。仕事のできる人とは、答えをたくさん持っている人ではなく、「何を問いにするか」を考えられる人なのだと感じました。
✅なぜそう思ったか
スキルのデフレとセンスのインフレが同時に進んでいるという考え方です。
どの業界でも知識や技術は共有されやすくなっています。そのため、スキルだけでは大きな差が生まれにくくなっています。スキルを活かすためには常にセンスが必要です。
・どこを見るのか・何に価値を見出すのか・誰のために使うのか。こうした判断はスキルではなく感性の領域です。
本書では「センスメイキング」という言葉も紹介されていました。人間を観察し、人間洞察からヒントを得る。そうした力の重要性がますます高まっているのだと思いました。
✅具体的には
本書から学んだことを整理すると、次のようになります。
・法則や成功パターンばかりを求めない・人間洞察からヒントを得る・自分の好きなことや違和感を大切にする・問いを立てる習慣を持つ・センスメイキングを意識する。教養形成の本質はアートにありセンスにある。
✅自分はどう活用するか
まずは抽象的な理解を増やしていきたいと思います。
ただ知識を増やすだけではなく、自分の仕事や人生にどう結びつくのかを考える。
自分が解きたい謎を持って生きることも大切にしたいと思いました。
人生の最後に振り返った時、「なかなかいい人生だったな」と思えるような問いを持ち続けたい。
そして、自分が活きる場所、勝てる場所を見極めながら行動していきたい。
✅読み終えて
昔はスキルそのものに大きな価値がありました。しかし今は違います。もちろんスキルは必要です。ですが、そのスキルをどこで使うのか、何のために使うのかを考えるセンスも同じくらい重要になっています。
今回の読書を通じて感じたのは、「スキルの価値を決めるのはセンスである」ということでした。
仕事のできる人とは、正解を知っている人ではなく、良い問いを持ち続ける人なのではないだろうか?そんなことを考えさせられた一冊でした。
Amazon.co.jp: 「仕事ができる」とはどういうことか? eBook : 楠木健, 山口周: Kindleストア