面白かった!!!これが3巻目です。シリーズものの最終巻ということで、発売日に購入して今日読み終わりました。
“成瀬あかり”という若者には、人間が本来持っている“引き寄せる力”みたいなものを強く感じました。彼女の人柄に引き寄せられるパワーって、誰でも持っているものだけど、そういう時って意外と本人気づいていんですよね〜読んでいて思いました。
意図して作れるものじゃない。だけど誰でも秘めている能力と感じています。
あかりが“貫くもの”を持っている…そこがすごく良かった。『それが好き』 『だから貫く』現代の自分たちが少し忘れかけている部分に触れられた気がします。若い頃の自分、最近の自分と照らし合わせ、いろいろ考えさせられました。
滋賀や京都の魅力もたっぷりで、地名をスマホで調べながら読むとホント行きたくなります。琵琶湖も一度ちゃんと見てみたくなりましたね。
小説に郵便・便箋・手紙・速達といった言葉が自然に出てくるのが嬉しかった。郵便局で働いている自分としては、“郵便の文化はまだ息をしているんだ”と実感できて、読んでいて誇らしい気持ちにもなりました。
若い頃みたいに大きな体験をする年齢ではないけれど、「今の自分にもできることはある」。太くなくていい、大きくなくていい。スケールは小さくても、好きなことを貫きながら生きていけばいい。読んでいて素直にそう思いました。

この小説を読んで、今自分が向かう方向に気持ちが動いています。
余談
私自身中卒です。大学進学など考えた事がありませんでした。
大学時代を経験した方とのコミュニティや個人のお付き合いってのもありません。小説や映画で観るくらい。振り返ると、ただ過ぎ去った10代。目指すものもなく、ホント自分がありませんでした。
社会に出る前の“遊び期間”じゃないんです。大学生って。もちろん勉学の場ですが、自分のパーソナリティを築き、成瀬のように持つ強い属性を社会に慣らしていき、ぼんやりでも軸を作る。そんな経験を積む期間なのでは?と感じています。
それと…自分はどんな登場人物っぽいかな(笑)