先日、国内で行われたボクシングの試合中に、選手が命を落とすという痛ましい事故がありました。厳しいルールや安全管理がある競技でも、命の危険を完全に防ぐことはできません。何とも言えない残念な出来事です。
それは、仕方がないことなのかもしれません。勝負の世界はルールやレギュレーションに守られているとはいえ、命の危険が完全に消えることはないのです。
私自身、若い頃にはバイクレースの世界に身を置いていました。リスクは承知の上でしたが、それ以上に“走りたい”という強い気持ちが勝っていました。誰かに命じられたわけではなく、自分の意思で選びアクセルを開けていたのです。
バイクレースは、トップになれば収益も見込めますが、中堅以下では出費のほうが大きい現実もありました。それでも、命の危険すらも上回るほどの情熱が、自分を突き動かしていました。
若さとは力であり無防備さでもあります。怖いもの知らずと言われるように、死に対する恐怖はほとんどありませんでした。私自身、事故が目の前で起こっても、それはまるで別世界の出来事のように感じていた。それが当たり前のように思えていたのです。
今回のニュースを見て、若さの勢いと情熱が、危険を知りながらも命を懸ける世界へ人を向かわせてしまうのだと、あらためて感じました。結果として防ぐことは難しく、これは周りに残された人間として、ボクシングを詳しくない自分であっても、受け入れるしかないのかもしれません、正しい答えは分かりません。、そういうことを考えさせられるニュースでした。